3分土木作業と城跡の続報

さて、旭岳七不思議の二つ目は現在取材中ですが、旭岳土木作業員はちゃんと仕事もしています。

仕事はもちろん土木作業です。最近タイムラプスで工事の模様を記録することにはまっているのでご覧ください。

外れた丸太の階段を、石の階段に変えました。



ここで間宮城崩壊の続報です。


先日、間宮岳間宮城壁周辺の登山道荒廃の検証に参加させていただきました。

今回の崩れの原因と仕組みについて、専門家の方の話によると、「データをとってみないとよくわからない」そうです。

そうでしょうね。夏休みの自由研究気分の土木作業員と違って、言葉に責任があるでしょうからね。

ただこのような崩れは決して珍しいものではないそうで、考えられる状況などは教えてもらえました。

”近年大雨は時々あるが、今年は時期が早かった。冬の間に凍った凍結層が全部融けきる前に大雨が降った。凍結層は水を通さないため、凍結していない部分が水を含みすぎてしまい、ブヨブヨになって流された。"

ということが考えられるようです。(ブヨブヨはイメージです。)


しかし実際当時の凍結の程度がどうだったかも、現地の雨量もわかりません。

旭岳土木作業員が富豪だったら、私財を投入して真相究明したいところです。


問題の場所ですが、

荒廃というよりは崩壊。

このままだと両側の植物たちがボタボタ落ちてくるし、貴重な周氷河地形の構造土も失われる、ということで、今後の整備の方法などが検討されました。

思わず、やるんですね…?って言ってしまった。

変わっていく山の形をなんとかとどめようっていう…、人間は大変です。

かく言う旭岳土木作業員も、何かやろうとするでしょうね。


登山道整備は人が歩く場所を保つため、人が見たい山や植物を保つためのものです。自然を保護したり山を守ったりするものではありません。なぜなら人間の活動はすべて、人間の主観からは逃れられないからです。

哲学的土木作業員でした。