旭岳七不思議 その四

こんにちは。冬眠から覚めた旭岳土木作業員です。
ここ最近の土木作業員が何をしていたかというと、スプリット雪板の開発に失敗したり、大昔に作られた道を一週間歩き続けたり、化石の採掘をしたりしていました。
冬の間は土木作業ができないので、サボリではありません。
さて、最近人に会うたびにネタをせびる旭岳土木作業員ですが、ひとつ書き忘れていたエピソードがありました。
七不思議の四つめです。


★旭岳七不思議 その四、シロクマ


ある日、旭岳で働くTさんは訪れた二人組の女性にこう言われたそうです。

女性A「さっきシロクマ見たのよ。」
T「えっ」
女性A「シロクマ。」
T「えっ」
女性B「いるんでしょ。白熊。」 
T「いませんよ。」
女性A「でも見たのよ、いたわよねえ。」
女性B「いたわよ。あんたも見てきなさいよ。」
女性A「そうよ、見てきなさい!」

以上です。
シロクマといえばホッキョクグマの俗称です。ホッキョクグマは北極圏に生息している海洋性のクマです。主にアザラシを食べます。日本の山にはいません。
しかしどうでしょう。
見てください。
現在(5/25)の旭岳見どころランキング1位、すり鉢池です。旭岳土木作業員はすり鉢池のほとりで宇宙と無線交信する夢を見るほどすり鉢池が大好きなので、毎日見ています。
ホッキョクグマいそうではないですか?!

しかし常識的に考えます。シロクマがホッキョクグマではないとすれば、一番大きな可能性はヒグマのアルビノでしょうか。アルビノらしき白いヒグマが確認されている地域もありますので、大雪山にもいるかもしれません。
さらに考えられる可能性としては、白い毛で覆われた体の大きな何か、です。その可能性は非常に高いのではないでしょうか。なぜならホッキョクグマが大雪山にいないことはわかっているけれど、イエティ的な何かがいないことはわかっていないからです!
ところで、まだ土木作業もできない雪原の旭岳でトレイルキーパーが毎日何をしているのかというと。
Asahidake Trail Keeper は旭岳自然保護監視員という人々の一人で、その業務でほとんど毎日旭岳にいます。保護や監視は堅くて過激な感じがするかもしれませんが、実際は用務員みたいなものです。狂気的テンションの花畑踏み散らしなどに対してはゲリラのように飛び出してくることもありますが、比較的温厚です。目下の重要業務はスリを働くカラスへの説得と、雪原から現れるうんこ拾いです。旭岳はロープウェイで4.5合目まで行けるので、一年中たくさんの人が訪れるのです。
シロクマかイエティを見かけた方は、ぜひ旭岳土木作業員まで情報をお寄せください。
オマケの旭岳産ニョロニョロ。
注)この話の真偽について、旭岳土木作業員は一切の責任を負いません。

Asahidake Trail Keeper

旭岳土木作業員